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5章:‡男尊女卑‡ (54/54)

こっちはこっちで、バトってるようだ。

『あ、桜木さん!

今、みんな篠部さんのお宅に行ってる。

俺達も行こうと思ってるんだけど………』

と、秋本さんが、篠部家に目を向けた。

『あ!アンダが握り飯を届けたんけ!?

余計な事をしでぐれだな?

篠部は嫁をそんに甘やがさねぇやり方なんだ。

特に、サトエは喰う事と怠ける事しが考えねぇ、篠部の嫁ん中で一番どうしようもねぇ嫁だ。

お蔭でタケシがいっづも大変な思いしでるっでのに。

アンダが余計な事しだがら、オチオチ飲んでも居られねぐで、今、サトエを〆に行っだ!』

『余計な事ですか?

私はお昼ご飯に、おにぎりを届けただけです!

奥様方は、お昼ご飯がないそうじゃないですか!?

それで、よく、ご自分達だけ、飲み喰い出来ますよね!?

挙げ句、届いたおにぎりを食べたら、リンチですか!?

幾らご夫婦と言え、警察沙汰にします!』

『町じゃ、女がそんに威張るんが普通みてぇだけんど、篠部は女が好き勝手する事は絶対に許さねぇ!』

『そっさな!

況してやサトエは、持参金だっであれっぽっちだっだんだがら!』

『持参金?』

と訊くと

『そっだ、持参金だ!

女が嫁に貰って貰う時に、男側に払う金だ。

嫁に貰っで貰うっちゅーんは、一生そごん家の財産で世話になるっで事だ。

だども、それなりの金を納めで、親共々、頭を下げるんが筋だべな!?』

『サトエん家は親がだらしねぐで、持参金もマトモに納めねぇ。

そいでも、俺等篠部は賢ぐで器が有るがら、迎えでやっだんだ!

タカシは考えが有っで、飯を喰わせねがっだんに、余計な事をしでぐれで!

今、タカシど総本家で、〆に行ってらぁ!』

大変な事になってしまったようだ。

事の発端は、単なるおにぎりだったのに。

篠部家の皆様は、攻撃的な、粗暴な皆様だった。
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‡ふぁみりぃず‡ ©著者:Jude(ユダ)

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