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4章:†秘密† (2/46)

日赤病院のせせこましい車寄せ。

つか、車寄せか?

一方通行の細い道。

その一方通行の入り口に、日赤病院が建ってる。

一方通行にするには、それなりの理由が有る。

理由が有っての一方通行なので、車寄せと言っても、ちょっとだけ凹んだスペース。

昨日の約束通り、2人はその車寄せに佇んでた。

私はミラノを有弥と飛鳥に預けて、零士の運転する、耶のプレリュードの助手席に居た。

零士がZを煌璃に置いて、幹耶のプレリュードを借りた。

居住空間が広いから。

母上と順子さんをプレリュードに乗せる。

零士が車を親子の前に停めた。

私は、助手席を降りた。

『おはようございます!』

2人は余り笑顔がない。

基本的に、無表情だった。

『おはようございます』

零士も降りて来た。

『おはようございます。

荷物をトランクに』

と言った。

2人は、少し考えてたが

『私は自分の所に』

と、母上が言うと、順子さんも

『私も自分で』

と言った。

小柄な2人は、難なく後部座席に乗り込んだ。

零士は何となく、肩透かしに遭ったような顔をしてたが、そのまま運転席に戻った。

『悪ィですね?』

と、母上が言った。

『いえ、地図で確認した限りじゃ、それ程遠くないですから』

と、零士が言った。

〔なぁ、早よ出発して!

後ろ、待ってはる〕

飛鳥の声が、無線で飛んで来た。
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‡ふぁみりぃず‡ ©著者:Jude(ユダ)

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