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3章:ちょっと寄り道 (7/7)

以上が、我が煌璃ふぁみりぃ。

スタートは、翔が芳樹と有弥を招き入れた事。

その時に、翔が冗談のように

〔お前は沢山の奴の母ちゃんになる〕

なんて言った。

母ちゃん。

そんなエラソウな立場じゃなくて、相変わらず、ペットのウサギだけど、こんな事になった。

幹耶は、お金持ちの家で、家族に除け者にされて育った。

当然のようにして、良からぬ人達との関わりが出来た。

中学を卒業すると、殆ど家に寄り付かなくなったのだが、幹耶を引き取ってた養父母は、お金だけは与えてた。

食事も仲間外れにして育てた幹耶が、家族の生活を脅かさないように。

ずっと、お前は他人、と言われて育ち、接触は家政婦さんだけ

その代わり、お金には不自由がなかった。

スカイライン、織姫山の惨劇。

幹耶がいっしょに居たグループが、一般男子2名に絡んで、カツアゲをした。

幹耶はただ、面白半分に付き合ってただけだったようだ。

極真と、少林寺の心得の有る、芳樹と有弥にすれば、余裕の相手で、囲まれた芳樹を、有弥はのんびり傍観してた。

ところがその時、たまたま芳樹が、凄く情けなく下らない理由で、腰を痛めてた。

児童公園のブランコにお尻が填まっちゃって抜けなくなって、無理に抜こうてして、腰を痛めたのだ。

それで、普段なら簡単な立ち回りも、無意識で腰を庇ってしまい、芳樹に向けられてたナイフの刃先が、幹耶を刺してしまったのだ。


芳樹は、幹耶に対して申し訳なかった、として、入院中、ずーっと幹耶に付き添った。

その事が、それ迄、乾いたジャックナイフだった幹耶を変え、翔も幹耶を迎え入れた。

幹耶の転身の、大きなきっかけ。

でも、その幹耶の考えに、我々も取り巻く仲間も、大いに賛同した。

それで、今の煌璃となった。

それでは、本文に戻らせて戴きたい。
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‡ふぁみりぃず‡ ©著者:Jude(ユダ)

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