ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

2章:‡謎の来訪‡ (21/21)

部屋を開けた。

竹の子君は、ゲームをしてた。

それを一時中断して、お布団のカバーを外す。

『お薬飲んだ?』

「ミズデノンダ」

そんなの、普通は当然なんだけど、この子は、初めの内は、大量の薬を、水も飲まないで、そのまま飲み込んでた。

それを見た渓が、何故水が必要なのかを巧く説明して、それからは水で飲むようになった。

この台詞は、私に誉めて欲しいから。

『ん!いーこ、いーこ!』

と、路武の髪を掻き混ぜて、ギュッとハグ。

毎朝の儀式になってた。

路武は、飛鳥と同い年の22歳。

勿論、本来ならこんな子供扱いする相手じゃない。

でも、今は赤ちゃん返りのような、そんな状態だった。

一緒にカバーを取り換えた。

『飲み物は未だ有る?』

冷蔵庫を置けるスペースはないので、クーラーボックスを置いてあった。

覚醒剤を常用してたからなのか、それとも薬のせいか、やたらと水分を欲しがった。

「サッキケイガモッテキテクレタ」

『そっか!

もうお客さんは帰ったから。

リビングに来ても大丈夫だからね?』

と言って、替えたカバーを持って、その部屋を出た。

とにかく、知らない人が恐いのだ。

当分の間は仕方ない、とドクターにも言われてる。

順子さんの母上は、順子さんの付き添いを許可されたようで、病院に泊まる事になった。

順子さんはその日もずっと眠り続けて、意識を戻して母上と対面したのは、その翌日だった。

順子さんが自殺未遂したのは、水曜日の未明。

その夜、両親と兄がやって来て、煌璃に泊まった。

でも、地元で不幸が出来て、昨日、父上と兄のマサヤ君は、急遽地元に帰った。

母上だけが残って、順子さんに付き添った。

丸2日、順子さんはずっと眠ってた。
24 /704

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

‡ふぁみりぃず‡ ©著者:Jude(ユダ)

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.