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2章:‡謎の来訪‡ (2/21)

玄関に入って来たのは、ホームレスのような、ボロボロの女性だった。

『あの、ガロって人此処に居ますよね?』

応対に出た芳樹に、唐突に訊いた。

ガロは、私の二代目の彼氏、零士の源氏名。

『ええ、今呼びますけど、どうぞお入り下さい』

と、芳樹が招き入れた。

すると、その女性の足に隠れるようにして、小さな女の子も入って来た。

未だ、身長は私の腰迄有るかないか。

とにかく痩せっぽっちで、無表情だった。

新築の部屋に行ってた、零士がやって来た。

すると、その女性は突然

『あの、この子あなたの子供なんだけど?』

と言った。

肩から下げた、もう何時壊れてもおかしくないようなバッグを、上がり框に置くと

『これ、オムツとか入ってるから、後宜しく』

と言って、女の子を置いて、玄関を出て行こうとした。

零士も芳樹も焦って

《ちょ、ちょっと待って!》

と、慌てて止めた。

『あの、此処の家主なんですけど、突然お子さんを置かれても。

ちょっとお上がりになりませんか?

夜は未だ冷えますから、暖かい飲み物でも』

と言った。

女性は、少し躊躇してたが、やがて

『じゃ、少しだけ』

と言って、靴を脱いだ。

女性が靴を脱ぐと、女の子も靴を脱ぐ。

でも、その女性は女の子の事等、まるで眼中にないようだった。
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‡ふぁみりぃず‡ ©著者:Jude(ユダ)

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