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3章:ユダの本性 (15/15)

私は単純でアホだった。

私が見て聞いて感じる事は、みんなそうなのだと思ってた。

だから、何も気にしてなかった。

階段に座ってる人、洗面所の隅に佇んでる人、空いてるベッドに掛けてる人。

長い洗面台の前の大きな鏡。

歯磨きをしてると、覗き込む人。

でも、何故か区別は有った。

隣で一緒に歯磨きしてる子とは話が出来ても、そんな人達とは話が出来ない、と言うか、話をしてはいけないような?

母が来ると必ず、オルガンのお喋りや、そんな人達の事、寝てるのに宙に浮いた事等を話した。

4才になると母は、毎週日曜日の、朝食が終わった頃に迎えに来て、自分の親友の嫁入り先の教会に、私を連れて行くようになった。
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アホの呟き(ボヤキ) ©著者:Jude(ユダ)

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