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20章:孤独の鎖
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前日の審判もあったので、眠れずに過ごした。
朝になると、職員がやって来た。
職員「昼食を食べ終えたら、少年院へ移送だ」
俺「はい」
すぐ移動になると思ってたが、次の日とは、仕事が早いななんて、思っていた。
鑑別所で朝食、ラジオ体操、作業、昼食を終え、荷物を持った職員が、
歩いてきた。
職員「準備しなさい」
俺「はい」
荷物など、房には、殆ど無いのだからすぐ終わる。
そして、手錠と腰縄だ。
護送車に乗せられ、いつもの定位置の後部座席の真ん中に、座らされた。
車は、動き出した。
途中、車の揺れで、眠ってしまった。
「起きなさい」
叩き起こされる。
気持ちよく寝ることも、許されない。
犯罪を犯してるんだから当たり前か、妙に納得して、眠いのを我慢していた。
何時間走っただろうか?
見えるのは、高速道路の白線のみ、窓は、カーテンで閉められ何も見えない。
すると、護送車は、高速を降りた。
教官「覚悟は、出来ているか?」
俺の事を見ながら、ニヤつく。
俺は、無視して前を見た。
頑丈そうな、見たこともない程のでかい鉄の門が開く。
護送車を降り、鉄の門を見る、そして辺り一面を包む、何メートルもあるコンクリートの壁。
社会との交流を、許さない壁。
施設内に案内され、歩く
暗くて、長い廊下、どこまでも続きそうな長い長い、廊下を歩くと、ある部屋に案内された。
真っ白な部屋。
手錠と腰縄を外され、
質問を受けた。
自分の名前と自分の罪を申告した。
そして、身体検査。
またかよと、思いながらも逆らえず、全裸になる。
そして、アソコを持ち上げ、けつを手で広げる。
こんな所に、何も隠す訳ないだろと思いながら、
広げた。
囚人服と、室内着、体操着とパジャマを支給される。
それに、自分で白い布を縫い付ける。
縫い付けた、布に自分の名前を書く。
使い回しなんだろうと思っていた。
そして、案内されたのは、独房だった。
教官「1週間は、ここで過ごしてもらう」
そして、ここでのルールという遠足のしおりみたいのを、渡される。
そして、独房の鉄格子の扉は、閉められた。
教官は、去っていった。
複数の鍵がじゃらじゃらと音を鳴らしながら。
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