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15章:打出の小槌
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その後は、サンダーVのモーニングが、空いていたので、座りVVVを、揃えてすぐ換金した。
僅か、15分ほどで、
夏目漱石は、1万9000円になっていた。
松山「よし帰るぞ」
俺「やべーやべー」
松山「モーニングだけ、打ってりゃ負けねえだろ」
俺「了解っす」
そう言って、松山先輩は、去っていった。
モーニングのみ打ち終えると、学校に行き、給食を食べて屋上で、昼寝をしていた。
すると美和が、やって来た。
美和「また寝てる」
俺「いいじゃないの」
美和「ご機嫌だね」
俺「まあね」
美和「いい事あった?」
俺「まあね!」
美和「何々教えてよ」
俺「秘密だ」
ニヤニヤしながら、空を見た。
この後、2週間で、
諭吉20人が、俺の財布に並んでいた。
こんなに簡単に、金が増えるなんて、思ってもいなかった。
金は、俺に安心と余裕を与えてくれた。
貯金が増えてく、通帳をニヤニヤしながら、
眺める至福の時だった。
スロットの、モーニングという、打出の小槌を、この日俺は、手にした。
ギャンブルの楽しさを、知ったある日の出来事
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