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15章:打出の小槌
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ラブホのバイト終わりに、寄ったコンビニで、懐かしい人に、声をかけられる。
中学時代、俺と隠れて、たばこを吸った松山先輩だ。
松山「久し振りだな、何やってんだ?」
俺「バイト帰りっす」
松山「中坊だろ、お前」
俺「親亡くなって、金欲しいんで」
松山「大変だな。そうだ、いい事教えてやるよ」
俺「何すか?」
松山「金欲しいんだろ」
俺「欲しいっすけど、犯罪絡みは、パスで」
松山「バーカ合法だよ、5分で、一万稼げるよ」
俺「そんな事あるんすか?」
松山「明日、朝8時半に、ここに来いよ」
俺「怪しいっすけど、了解っす」
松山「おう、じゃあな」
そして、松山先輩は、バイクに跨がり、夜の闇に消えていった。
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