14章:兄貴の彼女 (2/4)

最近は、ラブホと学校以外は、家で、寛ぐ毎日だった。

ラブホの仕事を、終えて家に帰宅すると、見慣れない靴があった。

小さいローファーだったのを、覚えてる。

俺は、その日の疲れと汗を洗い流す為、シャワーを浴び終え、冷蔵庫の麦茶を、飲んでいた。

すると、小柄な女性と、兄貴が台所にやって来た。

兄「勇次、紹介するよ！俺の彼女の有紀だ」

有紀「有紀です。宜しくね」

俺「宜しくっす」

兄「お前も、彼女連れてこいよ」

俺「その内な」

有紀「モテるでしょ勇次君」

俺「ボチボチです」

兄「こいつ、天の邪鬼だから、モテねえよ」

有紀「嘘だ！信ちゃんより、男前だよ」

兄「ダメダメ、こいつ童貞だから」

俺「ふっ、めでてぇ野郎だ」

兄「何だヤったのか？」

俺「毎日、ズッコンバッコンだ」

兄「ヤってねーわ、こいつ」

そう言って兄貴は、笑っていた。
有紀ちゃんも、兄貴の事が、好きなのが、分かるくらい、兄貴を見ていた。