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11章:ラブホ事件簿(聖者のクリスマスプレゼント)
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ジェ「川田さん臭いね」
俺「もぉ着替えねーよ」
ジェ「私の貸すね」
俺「悪いね」
ジェ「川田さん、ウンコ付いてるね(笑)」
俺「きったねーな」
ジェ「302掃除終わってないから、シャワー浴びるといいね」
俺「そうするわ」
俺は、リネン室から、バスタオルを拝借し302の客が、退室した後の浴室でシャワーを浴びた。
全身に、飛び散った糞を洗い流して、賄いのローストビーフを食べた。
この時ほど糞は、便所にと思った事はない。
遂1週間前にほろ苦い失恋をしたばかりの、俺に降りかかった糞という試練。
それは、とても臭く汚い試練。
糞まみれの俺にメリークリスマス。
そんな事があった14歳のクリスマスイブの出来事だった。
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