ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

8章:初恋 (3/7)

俺は風呂から上がり、パンツ1枚で縁側に腰を掛け夜風に吹かれていた。

おとんとおかんの仏壇に晩飯を供え、鐘を鳴らす。

自宅の電話が鳴った。
親方からだ。

親方「勇次か?もう着くから、外に出てろ」

俺「うっす」

俺は、タンクトップにハーフパンツを履き、たばこと財布を持ち玄関に鍵をした。

家を出て道路沿いに出ると、親方のクラウンが向かってきた。

助手席に乗り込むと親方は、いつもと違い正装していた。

俺「飯っすよね?どっかの一流ホテルっすか?」

親方「何でガキと、一流ホテルでディナーしなきゃならん」

俺「いや、格好が(笑)馬子にも衣装っすね」

親方「この野郎」

いつもは、ニッカポッカだった親方が、ブレザーとスラックスで決めていたが頭は、ハゲあがっており、見た目は正装したキューピーちゃんだった。

親方「取り敢えず飯だな。何食いたい?」

俺「肉か寿司っすね」

親方「図々しい野郎だ」

俺「腹減ってるんで」

親方「なら肉だな」

地元の焼肉屋へ行き、注文を済ませると、親方は、誰かに電話をしていた。

親方「おお、すぐ行くよ」

電話を切り、肉を焼き始める。

俺「やっぱカルビっすね」

親方「さっさと食え」

俺「どっか行くんすか」

親方「お前、明日休みだよな?」

俺「そうっすね」

親方「大人の世界を味あわせてやる」

俺「親方ホモなんすか?」

親方「この野郎」

俺は、親方から拳骨を貰い焼肉屋を出た。

車を焼肉屋に置き、駅近くに停車していた、タクシーに乗り込んだ。

親方「オリーブに行ってくれ」

俺「オリーブ?」

親方「行けばわかるよ」

俺「まだ心の準備が」

親方「黙ってろ」

俺「意外と強引なんすね」

また拳骨を、貰いタクシーは、オリーブとやらに出発した。
39 /1041

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

wild flower ©著者:ダディ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.