夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
6章:おとんの最期
(2/8)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
春休みを終えた俺は、中学二年生になっていた。
学校には、気ままに行ったりサボったりと適当に過ごしていた。
4月中旬夜飯を家族3人で、食べていた。
おとんは、この後亡くなった親戚のお通夜に参列する予定だった。
おとんは、夜7時前に家を出た。
そしておとんは、かなり飲んで帰って来た。
俺と兄貴は、何で飲んでんだよと詰め寄ったが、どこ吹く風で寝てしまった。
俺は、部屋に戻り音楽を聴きながら寝てしまった。
夜中に親父の叫び声で、俺と兄貴は起きた。
俺「どうした?おとん」
父「頭が割れるように痛い」
兄「救急車呼ぶわ」
俺「薬飲んだのか?おとん」
父「忘れてた」
慌てて薬を飲むおとん、相当辛そうで頭を押さえながら吐いていた。
俺は背中を擦っていた。
救急車が来ておとんをストレッチャーに乗せ病院に連絡している。
症状を伝え、受け入れ先を探している。
掛かり付けの病院にも掛けたが担当医が居ないと言われ断られる。
そして近くの救急指定病院へ出発する。
おとんには俺が付き添い、兄貴は、原チャリで病院に向かった。
おとんは、震えながら痛みに耐えていた。
俺「おとん、もうすぐだからな」
唸るだけで言葉も発しなくなっていた。
病院へ到着する直前、おとんは、空イビキを掻き始めた。
救急隊員の顔色が変わる。
救急「急げ」
そして病院に到着すると内科医の先生が診察をする。
診察をする、そして検査を終えたおとんは、身体中に管が繋がっていた。
医「くも膜下出血です」
俺「それで助かるんですか?」
医「今、脳外科医が当院には、おりませんし運ばれて来たときには、もう手の施しようがございませんでした」
俺「でも温かいですし生きてますよね?」
医「心臓は、動いてますが脳の方のダメージが酷く、意識が戻る事は、ないと思います」
俺「助からないって事ですか?」
医「残念ですが」
俺「心臓動いてんだぜ」
医「このまま入院して頂き、また明日改めて検査の方を行います」
俺は、膝から崩れ落ちた。
医者の言ってる意味が理解できなかった。
それより認めたくなかったのだと思う。
兄貴が到着し、医者の説明を受け泣き出した。
兄貴の涙は、この日、以降見た事がない。
その日の内に叔父にも連絡を入れ、夜中だったが駆け付けてくれた。
<前へ
22 /1041
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
wild flower ©著者:ダディ
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.