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5章:中1の冬 (2/5)

冬になって学ランの下にジャージを着込んで、軍手を手袋代わりにはめていた。

この中学校は、中1の冬は、スキー教室があり泊まりがけで4日ほど、
福島の磐梯山に、行く事になっていた。

やる気のない俺は、サボれば4日、家で休暇かぁと考えていた。

学校も眠くてだるくて行くのは、いつも給食前の四時限目だった。

給食を食べ午後は、部活まで眠りについた。

この時学校で流行っていたのが、黒板消しを教師に渡さぬ様、困らせる事だった。
今考えれば本当にくだらない。

教師が教室に入り、授業が始まる。
そして教師が黒板消しを探すも見付からず、一番後ろに置いてあり、それを取りに教師が向かうと黒板消しをパスして鳥篭をすると言う流れだ。
1度パスが回ると、回りからは、声があがる。
『ウェイ』
それがどんどん大きくなっていく。

この頃の俺は、反抗期真っ盛りだったが、余りにもくだらなかったので参加せず、授業中教室を出て自転車置き場でタバコを吸っていた。

そして運悪く顧問の島に見付かるのだった。

島「タバコなんて吸いやがって」

俺は、頭の中でオワターと叫んでいた。

そして、進路相談室に連れて行かれタバコを出せと言われ机に出した。

島「目の前で吸う根性がお前には、ねえだろ。吸えるもんなら吸ってみろ川田」

この馬鹿教師がと思いタバコをくわえ火を点けた。
どうだと言わんばかりにどや顔で島を睨み付け更にもう1本くわえ、目の前で2本一気に、吸って顔に煙を掛けていた。

島「貴様〜」

何が貴様だと今の俺ならこんな事も出来ると、そのまま進路相談室を出て、3年の教室の前をたばこを吹かしながらガニ股で歩いてやった。

そして俺を入学式に、ボコった奴の前に行きたばこをデコピンで投げつけそのまま、殴り付けた。

何でも出来ると勘違いしていた1番馬鹿をしていた時だった。

帰りには、おとんが呼び出されダンプで、学校にやって来た。

ニッカポッカを履き校長室のソファーに座って、たばこを吸っている、おとん。

父「何だおめえ、たばこ吸ってたんか(笑)」

俺「うめえからな」

そう言うと俺にたばこを渡した。

父「隠れて吸うな勇次、吸うなら堂々と吸え」

そして俺は、たばこに火を着け教師達が来るのをおとんとくわえたばこで待っていた。
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wild flower ©著者:ダディ

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