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10章:摘発 (1/2)

10章:摘発

ドアを直し、船長を含めたクルー全員で、ずっとトランプをしていた

何時間経っただろう

外は明るく、もう朝だ

外から拡声器で叫んでる声が聞こえる

すると船長が
『やべっ!』

と、つぶやき出ていった

私達はトランプを続けていた

それから30分を過ぎた頃だろうか

『はい! 全員動かないで〜』

海上保安庁だ

やった!
ヽ(´▽`)/
動いてくれた!

『全員パスポート出して〜
ん? 君日本人?』

『日本人です』

『他に日本人いる?』

『いや、いません。
あ、でも船長が日本人です。』

『そうなんだ。
君はいいや。 座ってて』

クルー達が部屋へ、パスポートを取りに行った

その場を仕切っている保安官が
近づいてきて私に言う

『君でしょ?』

『は?何がですか?』

『ん? まーいいや
後でまた』



行った





ハッΣ( ̄∇ ̄;)

しまった…

伝えた方が良かったのかも…

(ToT;)


保安官達が、船内をごちゃごちゃ、かき乱している

船長の姿は見えない

『これパスポートのビザ切れてるからダメね
陸に着いたら、皆連行するから』

違法なパスポートを持っていたクルー達が落胆している


ホエ〜〜(・o・;)

ドラマみたーい

警察が動いたなら大丈夫だろう

流れに任せよう


緊張の糸が切れた私は、ボケーっとその光景を見ていた
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ホープレス〜一生懸命生きていた〜 ©著者:星乃屑

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