席に座ったのは店長のユウヤと代表のマナブ、小さくて可愛い系のソラ。

『とりあえずサービスでテキーラ人数分』
座るなりユウヤが言うとすぐに満タンの5つのテキーラがテーブルに。

『りおテキーラ大好きじゃん！』
マナミ…笑

『りおちゃんてゆうんねや。じゃありおちゃん、あと…』
『マナミです、はいかんぱーい！』

あっという間にテキーラがなくなる。

『あの、ユウヤさん強いんですか？』
あたしは恐る恐る聞く。
だってあたしたちと張り合える人見たことないんだもん。

『ユウヤはこの前テキーラだけで伝票終わったお客さんいたよな？いくつでたっけ？100？』

答えたのはマナブ。
するとユウヤが

『そうっすね。ぜんぶで150でました、潰れましたけど』

やばい住んでる世界が違う。

『マナミとりおもお酒強いけどユウヤやばいね！じゃあどんどんのんでよ！』

『じゃあ女の子のぶんは無料で、おれのだけいただきます！』