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11章:綺麗な奥さんの真夏の即フェラ
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11章:綺麗な奥さんの真夏の即フェラ
冷房の効いた地下鉄を降りて地上に出た瞬間、ムンとした熱波に襲われた。
梅雨が明けて本格的な夏を迎えた名古屋の中心街は、強気の太陽が燦々と全身を叩き、少し歩いただけでもTシャツがびっちょになるほど、大量の湿気も含んでいる。
急がねば時間に間に合わない。
俺は炎天下のオフィス街を駆け抜ける。
店に着いた時には、着替えが必要なくらい汗だくになっていた。
店内に行き渡ったクーラーの冷えた風が汗ばんだ身体にあたり、身震いする。
そこまでしてこの店にやってきたのは、三年ぶりにオキニと遊べる権利を獲得したからだ。
彼女は平日の早番を主体として出勤しているが、ごくたまに週末にも調整している場合がある。
だからと言って素直に喜べない。
その競争率は会員限定の前日予約すら、受付開始時間と同時に予約の電話が殺到するほどで、新規には相当不利な状態となる。
前回はビギナーズラックだったが、リピートしたくても後の三年間は惨敗だった。
店に通い詰めてポイントをため込み、前日予約可能なゴールド会員まで昇格して、ようやくライバル達と肩を並べることができたのだ。
階段を上がったフロアで対面するなり、「あっ、久しぶりだね」と、はつらつとした黄色い声が走る。
なんと、平日すら即完売の超プレミア嬢が、だった一度しか指名していない俺のことを、三年の時を置いても瞬時に思い出してくれたのだ。
売れっ子キャバ嬢みたいに、幾多の客の顔をいちいち覚えてくれているという気遣いもまた、人気の秘密なのだろう。
感慨に浸るも束の間、いきなり彼女の方から寄り添ってきて、その場でディープキスに発展する。
まだ一歩も動いてないのに、こんな情熱的なキスなんて…
いい意味で反則だ。
水を得た魚のように、なよなかな舌がピチャピチャと弾みをつけて口腔内に跳ね回る。
気圧されてはいけないと、俺も躍動的にうねる女の舌を必死に絡め取る。
貪るほど激しくもなく、遠慮がちでおとなしいものでもない、たおやかさに満ちた接吻は、舌を擦り合わせるほど、口腔内にある隠れた性感のツボが刺激されてきて、気がついたら逸物が膨れ立っているほど。
舌を交尾して発情のスイッチが入ったのか、彼女は濃厚なキスの最中でも衣類越しに両の乳首を捏ね回したり、背中から腹部までまんべんなく撫で回してきた。
彼女の心の中の「あんっ…」という熱い吐息が聞こえてきそうなほど、その愛撫には盛りがついていた。
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