10章:８月１７日 (2/7)

婦人科は相変わらず混んでいて、トイレに立っただけで座る場所が無くなるくらい。

でも今日は珍しく、予約時間に診察に漕ぎ着いた。

血液検査の結果は良好。

歯の治療で、抜歯や神経を抜く等の治療が終わったので、今まで控えていたアバスチンとか言う抗がん剤が使えるので、それを使用したいとの話が出ました。

説明して貰ったらアバスチンとは、ガン細胞に栄養を行かなくする効果のある薬だそうです。

今やってる抗がん剤が、ガン細胞を攻撃する薬なので、併用すると効果抜群だとか。

ただ、副作用が怖い!!

傷の治りが悪くなり、高血圧になったり、免疫力も更に落ちるそうです。

そして一番怖いのが、腸に穴が開く事もあるとか。

そんなリスクを伴っても、やる価値のある治療だそうです。

先生｢簡単に言えば、秤量攻めよね。｣

私｢羽柴 秀吉ですか？笑笑｣

先生｢そうそう！それそれ！笑笑｣

先生、それって人に寄っては、分かりにくい説明かも？

先生｢無理にとは言いません。嫌だったら、いいんですよ。｣

私｢確かに、副作用は怖いですけどね？運が悪ければでしょ？｣