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16章:16殺「俺のモノ」
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「・・・」
彰仁や諒は沈黙した。彰仁の場合は殺人能力者であり、諒は結城と殺し屋をやっていたわけであり反論の余地もない。
「まぁ、私の息子はそれなりに考えを持ってそっちの道へ走ったのだろう・・・。」
と避難した一部の親戚に結城の父、修也は言った。
それからは皮肉混じりなことを言われたが、結城は明日、お坊様をお呼びして葬式を行ない火葬されるのだから金持ちには金持ちなりにこう言った嫌な部分の大人の心が結城本人にも魂となってもわかるだろう・・・。
ただ、彰仁は心で結城の亡骸に花を送りこう言った。
「(……結城、お前は信じないだろうが俺はバイセクシャルだ。女もいけるが俺は心から結城のことを愛してる。亡くなった現実を受け止め、俺がもし亡くなったらお前だけ迎えに来てほしい。若い時はお前とケンカしてたけど、薬をやっていてもお前が好きなんだ。)」
と言って、斎場の席に着いた。彰仁は誰にも打ち明けない想いがあった。続いて、諒が結城の棺に花を送り心でこう言った。
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殺人ゲームU ©著者:霞夜穢月
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