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15章:15殺「平和な日常」
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理王も未叉樹もいつもどおりの会社。理王の会社だから魔物達に虐殺された社員の屍を死体安置所に送ることからスタートだ。
数日、経過して少しずつ腐敗していく屍をマスクと手袋をつけて運んでいく。
「社長……、なんだかこれが“現実”なのに次元の歪みが消えて日本中が平和になったことですが、颯良は大丈夫でしょうか?」
未叉樹はTPOをわきまえているから、流石に社長である理王に さん付けはしない。
「颯良なら大丈夫だろう。それより、まずは亡くなった社員達を死体安置所に送るのが先だ。未叉樹、そのあとに数日かかってもいいからオレの会社を綺麗に掃除して、また1からサラのパソコンを買い直すぞ!生き残った人間たちはPTSDになっているだろうからしばらくはオレと未叉樹だけだ。」
と理王は未叉樹に言う。ますます男らしくなった理王に未叉樹は、心を打たれる。
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殺人ゲームU ©著者:霞夜穢月
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