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9章:9殺「次元の歪みの監視者 春人」
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────渚憂は生まれつき殺人能力者なのに死んでいない・・・。だったら、颯を死んだことにして異世界に送ればいいこと。
異世界で颯良以外の記憶を無くさせる。そして「颯」という名前も記憶から無くさせることに成功した!
謎の遺体は、まさか僕がそっくりに作り上げた人形とは思わないはずだ。
未叉樹、理王、渚憂、彰仁、諒。レブナント、もう一人の疾風。
お前達が邪魔をするなら僕が直に始末しよう。
────特にもう一人の疾風。お前は因縁の相手だ。僕の婚約者を殺して復讐するためにお前をナイフで刺そうとしたときに颯に邪魔をされたからね。
だから先に僕は疾風を始末しよう。いや、僕と同じピアニストである現在、弾き語りをやってる渚憂から殺すか。
結城は栗山と一緒に死亡した。
諒はリリスに任せてるからもう死ぬだろう。
だから、渚憂。君は僕の従兄弟だしましてやお互い金持ち同士。
財産荒らしはしないから大人しくしてもらう。
渚憂、君は本当の「死」を体験してもらう。
そう言って春人は大きな椅子から立ち上がり、ナイフを片手に、そして豪邸の鍵を閉めていつも弾き語りをやってる渚憂に近づいていった。
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殺人ゲームU ©著者:霞夜穢月
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