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8章:8殺「結城」
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未叉樹には“絶望”と“恐怖’が心に植え付けられ泣き止むことはできない。
そこに颯良は来て、二人の屍があったが、「結城」はまだ最近あったばかりの颯の親友だから、颯良は何故かはわからないが、未叉樹の肩をおさえ自分も泣いた。
「おれさ……、情けないよね……。颯良、お前に伝えたいことあるけど……おれにとって、彰仁さんにとって大事なモノを守れなかったよ……」
と泣きながら颯良に言った。
「(結城さん・・・、俺、あなた達のこと言えないもどかしさがあるのに、諒さんと疾風だけになってしまった・・・。結城さん、もっとあなたと話したかった・・・)」
そう言って、颯良の心には焔の心が宿った。
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