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6章:6殺「私の目的」
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「お前の大切な人は誰なんだよ?女か?男か?」
渚憂は、これ以上口に出せない。
「オレはあんまりそういう系は信じないけど……さすがに気になるわ。」
と理王はレブナントに言う。そこで未叉樹だけハッとした。それは彰仁たちには分からないように心で言った。
「(大切な人は口寄せを教えた師匠で、疾風はもしかして颯先輩を颯良に口寄せさせる為と思い殺したのかもしれない・・・。だとしたら颯良が危ない!)」
と心で言って未叉樹は彰仁たちに嘘をつき、彰仁のマンションを出た。
「すみません、おれ用事があるので家に帰らないといけないんです。みんなは疾風とレブナントに色々と聞き出してください・・・。」
と言い、未叉樹は静かにマンションから出た。
「……なんか気分悪そうだったな。あいつ」
と彰仁はマンションから出ていった未叉樹のことをみんなに話す。
「未叉樹が用事あるって言ってたし────あいつのこと昔からよく知ってるからそっとしてください。それより疾風とレブナントはどういう関係なんだよ?レブナントお前もまさか操り術師でした、なんて言わないよな?」
としつこく、理王は疾風とレブナントに聞く。
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殺人ゲームU ©著者:霞夜穢月
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