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12章:K (1/1)

12章:K

Kに金を貸して数ヶ月。

一緒にカジノ行った時Kが勝ってて俺が負けたので20万返して貰った。残り60万。

ある日こんな噂が流れる。

Kが友達周りに50万〜100万を10人程から借りて回ってる。

全部で1千万くらい借金してるらしい

あいつと連絡が取れないし行方も分からない

なんか嫌な予感がしてきた…

とは言っても借用書もない人からの借金は法律的にどうなんだろ?

当時21か22の俺らの周りもそんな事気にしなかった。


そんなある日Kから電話が来る。

K 「あ、俺?いきなりごめん。
俺から借りてる金、ちゃんと返すから…」

俺 「当たり前だろ。それよりお前今どこにいる?

K 「また連絡する…」

俺 「おい!まて!」


ガチャ。ツーツー



Kは地元から姿を消した。

当然連絡もない。

Kの家に貸してる奴ら数人で行き、親に言ったらしいが、弁護士に任せてあるから何も出来ない。

らしい。

正直めっちゃムカついたがいい勉強になったと思って諦めた。


噂でそれからKの自宅のガラスは全部割られ、火炎瓶みたいなのも投げ入れられたとか、親が精神的におかしくなったとか、Kが捕まり貸した奴らにボコボコにされたって話もきいた。
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借金とヤクザとギャンブル ©著者:ビシエド

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