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18章:でも、わかったこと
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「え?もう帰ってきてんの?」
まだだよって。4時すぎに帰ると連絡がきた。
………6時過ぎに先週は待ち合わせて遊んでたから、向こうから帰ってくるのに2時間。
こんなもんか。
あたしはイライラしていた。
言いたいけど言えない。普通にしてなきゃなんないけど、出来ない。
しかも、このエステ。1回受けたらその日は次の日までメイクも洗顔もダメだから、どっこも行けない(笑)
イライラしながら、でも芳樹とご飯行く約束をしてた。
6時に芳樹が迎えに来て、仕事がまだあると言って、中華街にいった。
「夕飯中華街でどう?」
「中華ヤダ。関内の店がいい」
あいつが居るかもしれないし
見つかったらヤバいけど
「関内?珍しいね」
そう言っても、芳樹は嫌な顔しないであたしを連れていってくれる。
いくら送ってもあいつは既読にならない。
お店について7時半前
「ついたよー。混んでたよ」って。
「嘘つきは地獄に落ちるんでしょ」
あいつはいつも、こう言うのだ。
「いい加減にしな、レベル低すぎ」
「なんのレベルよ」
「人間性だよ、どんな男と付き合ってきたんだよ」
はぁ?!
「遊ばない男」
その後既読にならなかった
「ほーら!いつもだったら写メ来るじゃん!」
あたしは、写メ送れなんて自分の首締めるかもって思って、言うの戸惑った。
すぐに写メが来た。
しかも、トイレから。
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