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36章:自由になれた気がしたけど。。。
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36章:自由になれた気がしたけど。。。
何があっても最優先にしてたのは犬のご飯。
自分はご飯食べるお金なくても、犬のご飯だけは確保していた。
どんなに自分がお腹空いても、犬が優先。
何ヶ月分も犬用のご飯は買い置きしてあった。
そんな犬が老衰で亡くなった。
病院に何回も行ったし、栄養注射とかたくさん試したけど、老衰だから治療法がないって言われた。
犬がいなくて家にいる時間は苦痛になった。
クズホストのキラは犬が死んで落ち込んでる私の気持ちを利用してまた売り掛けさせた。
もう限界だった。
せいちゃんも逮捕されたし、人生を見直すなら今だ。
私は出稼ぎに行くことにした。
ここにいたらダメだと思って。
少しでも離れたら楽かなって。
色々調べてソープに。
まぁまぁ忙しい店だった。
平日が暇でも週末で稼げた。
携帯をもう1台契約して古い番号は電源を切って放置。
これでいい。
キラの売り掛けは少しずつ振込して分割で払った。
月に2回くらい、まとめて休みもらって帰ってきて、また出稼ぎ行っての繰り返し。
せいちゃんはまだどうなるかわかんない状態。
拘置所?にいるって梅田からの情報。
せいちゃんノイローゼみたくなってたらしくて。。
言葉もまともに喋れない状態って聞いた。
何を喋ってるのかわかんないって。
私の想像通り、気の小さい男なんだよ。
ヤクザだからさ、一般人より取り調べ?尋問?きついと思うんだ。
警察も反社会勢力に遠慮なんてしないだろうし、ガツガツ取り調べや尋問してたと思う。
せいちゃんの言い訳や嘘も理詰めされて、言い逃れできない状態。
そんなせめぎ合い毎日してたから、せいちゃん追い詰められておかしくなっちゃった。
これって結構よくある話しで珍しくないみたい。
メンタル強いヤクザだと全然平気みたいだけどね。
せいちゃんメンタル弱かったんだね。
1回だけ梅田と一緒に面会したけど、誰だかわかんないぐらい見た目も変わってて痩せて目がギョロギョロしてて怖かった。
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