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18章:好きで 好きで 好きで
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相変わらず夜フラフラと遊び歩いていた。
偶然せいちゃんに会わないかなぁって思いながら。
今日は、あきらさんの店でタダ飲みかなー、なんてずうずうしく考えていたら「ねぇさん!ねぇさん!」と声が聞こえた。
「ねぇさん、先日はご馳走様でした!」と中年のおじさんに頭を下げられた。
???
誰??
隣に立ってるブスで気がついた。
せいちゃんと同じ組の梅田さんとその彼女だった。
「あぁ、気がつかなくてごめんなさい!」
頭を下げると梅田さんは慌てて「やめてください!」と言った。
そうだ。。せいちゃんの世界では年上でも梅田さんは格下。
一応、せいちゃんの女と紹介された私は陳腐だけど「ねぇさん」だったのだ。
なんでもいいからせいちゃんの事が知りたい。
「お二人はご飯食べました?」
梅田さんは「いや、、それが、、、」と口ごもる。
隣のブスはずっと無表情で無言。
たぶんこの二人はお金がなくてお腹が空いてたんだと思う。
私からの食事の誘いに一瞬二人で目配せしていた。
ラッキーって感じだったんだろう。
この二人から聞き出そうと決めた。
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