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17章:ヤクザのせいちゃんに本気で恋した (3/6)

せいちゃんからのセックスの誘いはストレートだった。


俺とヤル?
ヤらないなら帰る。


うんって言ったらヤリマンみたいだから言いたくない。
でも1度断ったらもう2度とせいちゃんから誘われないとわかっていた。


まだヒロと暮らしてる家。
ヒロは店で働いてる。
来週には実家に帰ってしまう。
別れるしか選択がない恋。


正直に言った。
ヒロが帰ってくるまでなら大丈夫。

「あれ?メイズってヒロの女だったんだ」

全然悪びれもしない。

この時にちょっとせいちゃんの事が嫌だなって思った事がある。


部屋の中を値踏みされた事だ。
このクローゼットって通販?
安いやつだろ。
このテーブルって1980円?

こんな感じで人を見下してる感がハンパなかった。

いーちゃんが勝手にクローゼットを開けた事を思い出していた。


自分は服のセンスがいいような自慢話しもしてた。
ヤクザ映画の主人公みたいな服。


私は映画が好きでヤクザ映画も好きな俳優が出てる物はみていた。


だから勝手なイメージでヤクザのセックスって荒々しく女にしゃぶりついてオスを全開に激しいイメージがあった。

簡単に言えばテクニシャンと言うか女を満足させられるんだろうなって。
かなり偏ったイメージかもしれない。


さぁ、せいちゃん。
映画みたく私を昇天させて。







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悪口を大声で。 ©著者:メイズ

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