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3章:誰も味方はしてくれません
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その日はスナックのバイト日だった。
まだ数回しか出勤していない。
ママの他に女の子は一人だけ。
週1回バイトのお姉さんがいると聞いていた。
正直しょぼい店だった。
お客さんが一人も来ない日も珍しくない感じ。
でも常連客は誰でも聞いた事があるような大手の会社員がたくさんいた。
センスのない赤い内装。
古びたビルの中にあった。
驚いたのはお会計金額。
たいして飲んでないのにお会計3万以上は当たり前だった。
1度、伝票代わりのノートを見たら氷までお会計に含まれていた。
ビールは小瓶だからあっという間になくなる。
こんなお会計で誰も文句を言わないなんて。。。
水商売ってわからない事がたくさんあるなぁって思った。
お会計だけはクラブ級。
元クラブ勤めのママがプライドと意地だけでやってる。
そんな感じかな。
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