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2章:お金を貸してくれと先輩上司から言われた
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魔女の露骨な態度は周りもわかっていたと思う。
でも魔女も計算してる。
あからさまな態度はするけど直接なにかしたりしない。
間接的ないじめ。
実態の掴めないいじめが始まった。
毎日、会社に行くのが憂鬱になりだしていた。
魔女の近くを通るのも嫌だった。
指導先輩が休んだ日、どうしてもわからない仕事が有り、私はどうしていいかわからずにいた。
通常なら魔女に教えてもらわなければならない。
でもお金を貸さなかった事が原因で、私と魔女の間は修復できないような溝ができていたと思う。
魔女を飛ばして違う先輩に聞いたりしたら、これもまた角が立つ。
私はわからないまま聞きもせずにそのまま仕事を進めた。
どうにかなるだろうって安易に考えて。
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