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4章:いじめ
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いつもと変わらない日常
ただ違うのは
どしゃぶりの雨。
傘を置き、靴を置く。
そこで何かの異変に
気づいた。
それは、昨日同様の冷たい視線…。
まだ教室じゃないのに
群がる人。
私はそそくさ教室の方に
足を運んだ。
5組の前に人がいた。
なんとなく『おはよ』と
声をかけると
避けるようにみんな各クラスに戻った。
みんなが群がった視線の先は
昨日までクラスの中に
あった私の机。
机の上には、丁寧に
かびんに刺さった菊の花。
机からこぼれ落ちる
赤い水。
もはやサスペンスだった。
犯人はすぐに、わかった。
お花、かびん、食紅を
買ったのは、恵美。
スポンサーがいる
いじめは過激なのかも。
私自身は、いたって冷静
だった。
教室から3人が笑って
みてる。
会議中の先生方がきた。
きっと誰かが言ったんだろ。
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