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2章:まだ白いキャンパス
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4月…まだまだ寒い北海道ο
人々に『おめでとう』
と言われるο
私は、先月まで小学生ο
ごく普通に生きて
ごく普通に頭もよかったο
運動もできたし、
友達も普通にいたο
朝お母さんのテンションの高さに
少し苛立っていたο
母「セーラーは、やっぱり可愛いね〜♪」
棗「そうかな…?」
母「早くご飯食べなさい♪」
支度をすませ、朝食を食べ
お母さんと2人で
学校に向かったο
その光景は私ら家族は
もう慣れていたο
何がなれたか
わからないですよねο
学校へ行くと当たり前な
家族構成…
私の家にはない光景ο
私は4人兄弟ο
私以外は皆男の子ο
上に兄2人ο
下に弟1人ο
間にいる私ο
もちろん女は私1人なので長女ο
そして最後に母…
私が小6の時に離婚ο
それからうちには
父親がいないο
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小さな記憶箱 ©著者:thiara
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