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1章:君の横顔
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いつもの公園、いつものベンチ
いつもの2人
でも今日は違った
「ごめん。別れよう」
その瞬間僕の頭は真っ白になった
震える手を抑え締め付けられてるように出なくなりかけた喉仏に負荷をかけ、なんとか発した言葉は
「なんで、、?」
彼女は少し困った顔をしたけど
すぐにいつもの横顔に戻り
こっちを見ずに淡々と言った
「なんか、、面白くないんだよね、雪といても。雪ってさ、優しいだけでなんか刺激がないってい うか、、なんというか。まー、好きじゃなくなった」
風があったはずなのに風の音は聞こえず
彼女の言葉だけが耳に突き刺さった
何も言えず俯く僕を見て、彼女は短い溜息をつき
立ち上がった
「まあ、そういうことだから。元気でね雪」
待って!!だと言えばよかったのだろうけど
去って行く彼女の後ろ姿を
ただ目で追うだけだった
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