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10章:匂い。 (2/19)

一人暮らしに戻り、友だちと遊ぶ時間も増えた。

沙耶香と遊ぶと飲みやクラブに行き、帰りは私か沙耶香の家に泊まる。

それが楽しくて、私たちは週末のバイト終わりはよくそうして、一緒に遊んでいた。

お金が無い時は友達のバイト先に行ったり、宅飲みしたり。

ユウキと付き合ってから、遊びに出ていなかった反動だけだったのかもしれないが、とにかくよく友だちと遊びに行っていた。


ある日、沙耶香が真希の働くキャバでバイトをしたいと言い出し、一緒に体入しようとお願いされた。

最初は断ったが、何度も沙耶香にお願いされる
体入だけならいいか!
そんな気軽な感じで行く事にした。

ユウキと同じ歌舞伎町で働くことに、少しだけわくわくした。

夜の歌舞伎町にドキドキする。
私たちが出会った街。


簡単な面接を済ませ、源氏名をどうするか言われる。

沙耶香と2人で考えていた、源氏名。

ユウキの本名の優と私の名前を合わせて、ゆうり


優莉にした。
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Blue sky ©著者:愛莉

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