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2章:気持ちの変化 (9/9)


「元ホストの俺が言うのもなんだけど」


学生時代、ホストをやっていたという先輩の話を聞かされる

私を心配して話してくれてるのはわかるが、上の空で相槌だけうっていた


そして気持ちが晴れないままヘアメイク最終日を迎えた


愛莉ちゃんと会えなくなるの寂しい

歌舞伎きたら連絡して


そんな社交辞令の様な挨拶を交わす


「アシちゃんのヘアメイク最高だったよ!学校頑張れよ」


ハルからの優しい最後の言葉

涙が出そうになるのを堪えた


どうしよう
これで本当に最後なんだろうか

最後なんだよね


「いろいろ勉強になりました。楽しかったです。ありがとうございました」


深々と頭を下げて店から出た

これから賑やかさが増す歌舞伎町、駅に向かっていると、出勤前のホストやキャバ嬢たちとすれ違う

冷静に見れば見るほど、別世界な感じがした


学校は新宿だが、もうここへも頻繁に来ることもなくなるだろう


切ない気持ちでいっぱいのまま改札を抜けた
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Blue sky ©著者:愛莉

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