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3章:過去 (29/29)

何もなかったように日常を過ごしながら、相手の様子を伺っていた。 そんな時、ついに彼らは海斗たちの目の前に現れたのだ。





警「 ヤクソク ハタセ 」





メイ「 わぁ! びっくりした... 」





海斗「 いきなり後ろから大声だすのやめろよ! 」







警「 ヤクソクハタセ」






海斗「 ちょっと見守るとか無いのかお前ら。 」






するとロボットは赤い点滅をやめ、メイの腹部を指差した。






警「 コドモ イル 」




海斗「 まじ!? 」





警「 ワタセ コドモ ワタセ 」






メイ「 バカじゃないの! 絶対渡さない!! 」





警「 ...。 ニンム シュウリョウ コレヨリ キカン スル 」






プシューという音をたて上空に上がったロボット。 海斗はメイの腹部に手を当てた。





海斗「 まさか。 本当に妊娠した? 」






メイ「 わかんない... 任務終了って何? 医者や産婦人科も無いこの山でどう産むの? 」






海斗「 大丈夫。 なんとかなるよ。 昔の人は皆そうしてきた。 それより... アイツ... 何の目的で... 」
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追憶の時 ©著者:REN

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