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4章:Ballade No.1
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このプログラムは羽生結弦にとって大切にしてきたプログラムの一つなのだろう!
彼が描きたいショパンのBallade No.1、この先に、誰がこの曲を選んだとしても強烈な羽生のイメージを超えられるハズがない。
もう、羽生結弦とBallade No.1は一つの芸術作品になっていると思うからだ。
曲と演技の一体と簡単に云うが、それは普通に出来る事じゃない!
流れる曲と彼の演技を観ていると不思議な感覚に陥る、他の選手では味わえない感覚、上手く説明できないが、彼の演技は何故か心地好いのだ。
羽生結弦のファンの方は既に気付いていると存じますが、彼が一旦ゾーンに入ると、プログラム事に表情だけでなく「お顔」が別人になるのです。
少女の様な流し目、目線、唇の動き、しなやかな指先
時には鋭い目線、凛々しい表情、三泊眼で睨みつける時のお顔は全くの別人に見える!
特に今回のショートのBallade No.1とフリーのSEIMEIは分かりやすいですね、明らかに別人です
この様な演技をすると、フィギュアスケートの芸術性を理解できない人は「羽生結弦はナルシストだ」って言葉がついて出るかも知れないが
そもそも彼は「表現者」なのだから当然である、逆にナルシストって部分はフィギュアスケーターにとってはマイナスではなくプラス要素の一つだからだ。
彼は、曲の意味を隅々まで理解しようとする、全く手抜きセズに自分の感情をシンクロさせて頭の先から指先、脚まで気を抜かず演じきるから「曲との一体感」が本当に素晴らしく、演技構成点では満点に近いスコアを貰える選手の一人なのでしょう。
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僕がフィギュアスケートを愛する理由 ©著者:蒼兎
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