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6章:なしなんてあり得ない (2/12)






どれだけ日が過ぎても
穏やかではいられるようになったけど
公太の記憶が薄れる事はなかった。



また沢村さんが海外に半月行ってしまって
いつか見たプランター菜園を始めて見た。


よくよく見てみると
どの部屋からも似たようなプランターがあって
うちだけ殺風景だった。



麻友『流行ってるのか♪』



簡単なものから
割りとミーハーに道具を揃えていきハマッていった。

退職して1年半






珍しくアポなしでチャイムが鳴る。
カメラを見て、しりもちをついた。

そこには、いなくなった時から何1つ変わらない風貌の公太が立っていたから。
急いで起き上がり玄関をあける。






公太『久しぶり



麻友『お帰り…』





ちょっと日焼けしてるけどなんら変わってない。





今までどうしてたかなんて聞くよりすぐに抱き締めた。


麻友『お帰り…』


公太『ただいま




麻友『本当に帰ってきたの?』


公太『うんゴメンネ、心配かけて…』






体が離れた瞬間







麻友『んっ…え…、公太?』



公太『なあに?』



麻友『どうして…』





公太『麻友、ずっと愛してるよ?だから麻友もずっと僕だけを愛して?』




私は公太に支えられながらでしか立ってられなかった。




公太『麻友、手がかかる子だな(笑)よいしょ…』



麻友『なんで…』








下半身の感覚はもうなかった。
次第に意識も遠退く。



左腹部に鈍痛がして
見ると包丁が刺さっていた。



公太を見上げると
相変わらずニコニコしている。

倒れそうになると
包丁がそのまま上にずれ込んだ。



そのまま2人座り込む。
微かな記憶の中
それはまだ記憶があるのかどうかもわからない。

意識だけが体から離れて、公太がしている事が見えてるように感じる。





公太はニコニコしながら私の腹部を裂いて、服を着たままの下半身にも包丁を差し込んでいた。





公太『やっと僕だけの麻友になったね。
ちょっとの間待ってて?』



最後に自分の腹も刺して麻友に覆い被さるようにして倒れた。

それを見ていたように思うし、気づいたら真っ白な世界にいた。






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なしじゃ生きられない ©著者:愛希

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