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4章:新規契約 (2/13)





村上さんの後輩で片桐という男がいた。



片桐は禿げてはいるけど体格良くて声が良い。
村上がなんとか話してくれて片桐がいる会社に内定した。


片桐と契約するまではあっという間だった。
会社説明がある、と言われて行った会議室のあるホテル




片桐『よく来てくれたね。
村上先輩から話は聞いてるよ。言ってた通り、美人でスタイルが良い。』



会社説明と聞いていたから、しっかりとスーツを着てきたのに
片桐という男はそういう目付きではなく、明らかに厭らしい目付きで私を見たから思わず後退りをしてしまった。




片桐『怖がらなくて良いよ。村上先輩よりは優しいはずだから私は。』


麻友『え、何をおっしゃってるのか…意味が』



片桐はゆっくり近づき、私を1Pソファに座らせた。
髪をほどき、片側に寄せるといきなり耳にキスをしてきて舌が首筋を這う。

耳元で聞く片桐の声にゾクッとして、抵抗する事を忘れていた。
自然と我慢しなきゃいけないんだ、と思った。



片桐『良い子だね。』


ゆっくり振り向かされてキスをする。
ねっとりと、味わうようなキスだった。




麻友『ちょっと待ってください、私…』


片桐『契約だろ?わかってるよ。』




続きが始まる。
ブラウスのボタンが外され、ゴツゴツした手指がブラの中に迷わず滑り込むと乳首を弾いた。



片桐『この封筒が今回の分だから。』



触っただけでいくらかわかる。


麻友『待って。少ないけど?
私、こんな安い契約はしないんで失礼します。
気取りたいなら他をあたってくれる?』





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なしじゃ生きられない ©著者:愛希

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