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4章:新規契約 (12/13)





あかねは立ち尽くしていた。




少ない荷物は通勤鞄に収まる程度だった。
社員証をセキュリティに返して外に出ると、油分のない女性が待ち構えていた。



『結局静かにやめてくんだ?』

麻友『疲れちゃったし。
この会社で特にしたい事もないし。』



『ふうん…』



麻友『色々と世話やいてくれてありがとうございます。』


『なんもしてないわよ。』


麻友『いいんです。』



『またどこかで会いましょう』


麻友『どこかで、ね。』






通りまで歩くと
間近でクラクションの音がした。




沢村『どこ行くんだ』


麻友『自宅ですけど』


沢村『もう帰宅か?』




麻友『まあ…そうですね。』



乗れ、と合図があり
する事もないし、素直に応じた。




麻友『車、珍しい』


沢村『そうだね。
いつもの場所でいい?』




麻友『あ、はい…。』




女性なら誰しもが憧れるホテルについた。
もちろんスイート




沢村『さっぱりした顔してるな。』


麻友『今日で退職したんです。』




沢村『えっ


麻友『退職したんです。』



沢村『いや、聞こえたけど、またなんで。』


麻友『色々と、ね。
私を気に入らない人がいたみたいです。仕方ないです。』




沢村『なんだそれ。』



麻友『私の愛人稼業、言いふらした人がいて。』


沢村『ああ。俺も名前上がった?』




麻友『とりあえずは出てません。』


沢村『これからどうする?』



麻友『しばらくはゆっくりしようかな。一応蓄えはありますから(笑)』


沢村『そうだろうけど…。
こんな時にあれだけど。
光太郎くんの事。』



麻友『見つかりました?』



沢村『一応生きてて、高校生だ。』


麻友『良かった…』




体の力が抜けた。







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なしじゃ生きられない ©著者:愛希

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