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2章:〜リョウとの時間〜
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締め日ギリギリにきた私に期待してるリョウ。
さっきまで私が客とベッドの上で戯れてた事もイマイチ分かってない18歳の男の子が、目をウルウルさせながらこっちを見てた。
この月リョウは初めて雑誌に載るNo.5目前だった。
何だかその目を見てると凄くムカついてきたのを今でも覚えてる。
私とリョウは普段から全く連絡をとらず、店に行く時すら連絡もしなかった。
私からもする訳じゃなく、リョウからも。
だから体調が悪くても分からず店に行き、いないリョウで入り金だけ使って帰る事も良くあった。
でもそれすらもリョウの中では普通になってた。
私は彼の中でNOを言わない客だったと思う。
《私どうやってお金稼いでるか分かってる?苦労してないように見える?》
無邪気に笑うリョウ。
初めてが好きなら、私が貴方の初めての試練になってやる。
『そろそろラストオーダーやでぇ!今日はどうするぅ♡?』
そう言ったリョウ。
目の前に座るナミは未収がパンパンで無理なのは分かってる。
ナミも私の席だと目立つから彼女自身気持ちよかったのかも知れない。
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