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3章:ピニャコラーダ (4/4)

「何かお作りしますか?」

そう問うたマスターに、

「ピニャコラーダを」

と応える。

淡い思い出は、淡いまま終わらせなくてはならない。

お互い大人になってしまったのだから。

私は、気がついてはいけない何かを、南国の味で流し込んだ。
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Cocktail ©著者:サク

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