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2章:ソルティドッグ (4/4)

酒にあまり強くない彼女が好んで飲んだこのカクテル。

それをこの男はこの日だけ飲む。

しかしながら、きっと彼女がこのカクテルを好んだ理由を、この不器用な男は知らない。

「ソルティドッグって寡黙って言葉を持っているのね。ちょっと酸っぱくて、優しくて……お父さんみたいね」

息子である俺が恥ずかしくなるほど、恋する乙女全開だった彼女のことを。

同じものを作り、自分の前へ置く。

何を語るでもなく、目の前の男と静かにグラスを傾ける冬の夜。

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Cocktail ©著者:サク

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