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7章:8月、9月 (1/5)

7章:8月、9月

お盆前には、彼は奥さんと地元へ帰っていった。


田舎には、残された大きな実家がある。実母の7回忌と家の掃除だ。



この家をどうするか…



彼はそんな話も私にする。


そんな話は奥さんとすればいいのに。



農家だったその家は、両親のために家をバリアフリーにしたり結構なお金をかけたらしく、潰すのはなぁと、手放すのをためらっていたようだった。



だけど、残したって田舎には戻らないでしょ?


そう言うと彼は、戻んないけど。



売っちゃうのがいいけど、そんなに売れないだろうなと。固定資産税が、結構かかるからもう、手放すかなと。



私は自分の夫が死んだ時に色々手続きをしたから、そんな話も何となく分かる。



潰したとして、売ったとしても、トントンかもね。相続税もかかるし。



売ったお金で潰して、少しでも手元に残るのがいいね。

税金も馬鹿にならないし。


行政書士と、銀行さんに任せたら?


そう言うと、彼はタバコを吸いながら振り向いた。



お前。そんな話出来るんだ。




おいおい


私はもう、アラフィフだよ
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嘘とホントのあいだの気持ち ©著者:光

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