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41章:女同士の熾烈な戦い②
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41章:女同士の熾烈な戦い②
「おまえ、何泣いてんだよ」
雪絵が意地悪そうに何かを言っている。
胸を抉るような苦痛な言葉に、走馬灯が佳境に差し掛かるところでCMを挟んだみたいに一時中断した。
「おまえ」って誰のこと?
私しかいないのはわかっているけど。
そうだよね、こんな情けない姿をよりにもよって生徒の前で晒しているんだから。
高校の時に、優子先生や大和先生を観察していて感じ取った教師として、ひいては大人としての魅力。
個性豊かで幅広い視野を持っていて、でも生徒の反発やPTAの煩型にも屈しない強靭な精神力もあって。
大人になれば、教師を目指せば自然に、こういった社会のニーズに対応できるような知識や見識、気概が身につくものだと思っていた。
でも、甘かった。
たった大学の四年間だけでは、稚拙な自分を変えることはできなかった。
人なんてそんなに簡単に変われるものじゃない。
情け深く誠実だった人が、次に会った時には冷酷な目をしていて、残虐的な性格に変わるなんて、どっかの漫画の世界でもありえない。
四年間を通して、少しづつ視野は広がったかなと思うけれど、学生時代を謳歌し過ぎて、学生としての使命を置き去りにしてしまった結果がこれだ。
心の隅にいびつに佇んでいる無力で幼い自分。
自業自得かもしれない。
こうして女子生徒にまで「お前」呼ばわりされて、「白鳥猫」なんて揶揄された理由がわかった気がする。
自分でも気がついている、猫のように優柔不断で気まぐれな気性。
由羅センパイを支持する彼女にとって、昨日までセンパイにゴマをすっていた私が、突如としてライバルである優子先生に肩入れしたのだから、私に対する嫌悪感が増幅したのは無理もない。
でも、なんか悔しい。
出してはいけない自分の幼さが、蓋をこじ開けて心の奥底から喉元に迫り上がってくる。
仕返ししてやりたいと。
「赤山さん、口を慎みなさい!」
優子の毅然とした声が割って入ってきた。
由羅にトカゲの尻尾みたいにパサッと切り捨てられて胸が苦しくなり、咽び泣いてしまったゆかりを不憫に思ったのだろう。
優子は、
「ゆかりちゃん、大丈夫?
これ使って」
っと、脇からオレンジ色のハンカチを差し出す。
ゆかりは突き出されたその柔らかい布切れを受け取り、歯を食いしばって顔を埋めた。
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三人の女豹女教師 ©著者:小島 優子
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