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36章:美女の静かなる悶え (1/20)

36章:美女の静かなる悶え

「あなたはひどい人、母さんしかり、姉さんまでも死に追いやった男。

あなたのことは恨んでるわ。

でも、あなたがいなかったら私はダージリンとして生きていくことはなかった。

毎日カップラーメン生活の貧乏な女教師で終わっていたかもね。」


由羅の顔が胸板の中で振り仰いだ。

ほんのり上気していてピンクに染まり、美しい黒目は陶然と潤んでいる。

その表情はまるで恨んでいるとは思えない、甘く蕩けるような美貌だった。


「俺が極道の駆け出しの頃、若頭から場末の韓国デリヘルを受け継いだ。

なから強引という形だよ。

でもな、店を買わされちまった以上、テメーが生き抜くためにはハンパはできねぇ。

そこで俺はひとり韓国へ飛び、自ら歓楽街に出てスカウトを行った。

そこで見つけたのが、誰もが振り返るスタイリッシュな長身美女、ヨンジュだ。

彼女はモデル学校の生徒でな、すでに大手プロダクションとの契約が完了していて、卒業後は女優の道が約束されていた。」


『えっ、小柳さんは本物の韓流美女だったのか。

教師ってどうゆうことだ?』


二人の会話にひそかに耳をそば立てていた竹野内が、心中でぶつくさとつぶやく。

しかし、この秘話も、彼の股間に大きな波紋を呼んだ。

彼は昨今の韓流ブームに乗っかり、日本人にはない洗練されたスタイルと、オリエンタルな美しさを備え持つ韓国人女性に憧れを抱いていた。


「相当苦労したみたいだよね、母さんを落とすの。

聞いていたわ、神出鬼没にどこにでも現れて、あげくにはアスファルトに頭をついて土下座までしてたって。

だからあなたは母さんのことを大切に思っていた。

そして、その娘である篤姫姉さんも。」


紅いルージュに彩られた唇が艶かしく揺れた。

それが近藤の性欲を揺り動かし、


「もちろん、お前もだ」


と呟くと、彼は熱い吐息の篭る花びらのような唇をガバッと奪った。

「ンン…」 いきなり唇を塞がれ、驚いたように小声を上げた由羅だったが、すぐに身体の力を抜いて、誘うように彼の舌を口の中に吸い込んでいった。

擦れ合う唇から唾液が染み出して、ヌルヌルと滑った。

絡まり合う舌が、お互いの口の中を何度も行き交った。

由羅が下から大きく顎を突き出し、それを近藤のゴツい顔面が上から押し付けているような格好だ。
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三人の女豹女教師 ©著者:小島 優子

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