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27章:ギャングの女ヘッド参上 ④
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27章:ギャングの女ヘッド参上 ④
【木戸よさらば】
「赤山…」 胸を締め付けらるような思いで、有馬は彼女の名を呼んだ。
有馬達からすれば、同じ学校で顔を合わせているひとりの女子生徒が、逆立ちでパンツを丸出しにさせられ、木戸という末恐ろしい男に強姦されている姿は見るに耐えない。
有馬も小松も村田も、苦り切った顔で俯き、歯を擦った。
一方で川口は勝機を見出したようで、余裕の表情に変わっている。
雪絵は自分から木戸に身を投げ出していると。
それが何を意味するのかわからないが、木戸に蹂躙されることで、勝利のヒントを掴んでいるような気がしてならない。
「お前ら、勝てるぞ!
彼女の姿に何か違和感ないか?」
川口がついにその思いをぶつけた。
皆が驚いたように川口に視線を変える。
その声は少し離れたカウンターの片隅にたむろする木戸派のメンバーにも聞こえたが、誰もが勝てるという意味の理解に苦しんでいた。
川口が気付いたこと、それは雪絵の四方に身体の一部を支える壁がないことだった。
「地球の重力があんなモンだったら、誰でも体操選手になれるわ。」
川口は独りごちるように言った。
川口の言葉も耳に入っていない木戸は、女壺の最深部まで埋めた二本の指をひたすらに掻き回す。
雪絵の腰は壊れたように振動し、獣じみた嬌声がゴミ溜めの底から鼓膜を貫く。
狭くて熱い狭洞が猥らに疼き、無数の襞がざわついて、食い付くように媚壁が指を締め上げてくる。
奥から溢れてくる恥密がクチャクチャと湿った音を響かせ、噴き出した泉が下腹に滴っていく。
断末魔の悲鳴で美脚がバタバタと大きく揺れ動き、やがて左脚が固縛を振り払って外に流れた。
いけすから飛び出した魚のように、片脚だけが虚空を掻き混ぜるようにもがき、闇の中から木戸の図体を狙って攻撃を仕掛けようとしている。
「おっと、勝手に離れるんじゃねえよ。」
膝が額を掠め、頭を斜めに倒した木戸はすぐに指を抜去し、苛立たしげな口調で暴れ回る左脚を捕えると、両腕に全身の力を込めて頑丈な羽交い締めにした。
雪絵は痙攣することも許されないほど雁字搦めにされている。
諦めがついたのか、やがて美脚はヒクッ…ヒクッ…としゃっくりのような間隔の空いた痙攣に変わった。
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三人の女豹女教師 ©著者:小島 優子
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