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23章:なつと幸隆のちょっといいエッチな話
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23章:なつと幸隆のちょっといいエッチな話
闇の中、ひとりの美女が顔を上げた。
ほつれた長い黒髪が格子のように容貌にまとい、口端の片方から白い液体が垂れてきた。
暗闇のせいか、艶やかな女の顔が青白く見えて、口端の液体が変色した血液のように見える。
女のすぐ横でハァハァと切れ切れの息を漏らす男の声が聞こえた。
まるでホラー映画のワンシーンのような状況だが、その全貌は深夜の住宅地の道路脇にポツンと停車しているタクシーの中で行われていた破廉恥な行為だった。
タクシーのアイドリングはストップされていて、車内灯も消えている。
この数分前、男は運転席に腰掛けたまま下半身を露出し、女は助手席から身を乗り出して男の股間に貌を埋めていた。
周囲の住宅はほとんど灯りが閉ざされている。
淫靡な雰囲気が漂う暗闇の車内で男は射精を迎え、女が喉奥で精を受け止めた。
「気持ち良かったですか?」
そう言って女は零れた液体をズルっと啜り、口の中に戻した。
「気持ち良かったですよ…。」
男はしゃがれた声で応えると、車内灯に手を伸ばした。
薄暗い照明に照らされた肉茎は野太い勃起を保ち、粘膜のてかりに包まれた鎌首がピクピクと震えている。
女の頭が再度股間に沈み込んできて、絶頂が過ぎ去っても勝手気ままに硬直し続ける杭のような男根が口に含まれた。
女が口の中で舌を這い回すと、男は「うおっ!」っと発狂して腰をよじった。
女はすぐに唇を剥がし、切れ長の眼差しを向けて口の端に蠱惑的な笑みを浮かべた。
男根の表面からてかりが消えて、所々に唾液の小泡がまとわりついている。
この節度をなくした淫らな女は、旦那である青沼幸隆以外の男性とは性的純潔を守ると誓った、ゆかりの親友なつである。
そして彼女のオーラル奉仕に喘いでいた男は、ゆかりとなつを乗せたタクシー運転手の金栗だった。
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三人の女豹女教師 ©著者:小島 優子
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