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19章:極悪コンビ 坂本龍馬と木戸孝允
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19章:極悪コンビ 坂本龍馬と木戸孝允
「おーい! 優子!
ここだよ!ここ!」
由羅にねじ伏せられてしまった優子は、その日の夜 クラス開きのお祝いとして大和から飲みに誘われた。
混雑のピークを迎えた大衆居酒屋に入った優子は、辺りをキョロキョロと見渡し、それを見つけた大和が、喧騒を掻い潜って優子を呼んだ。
先手をうってテーブルを確保した大和は、優子が来るまでオーダーを控えて連れの男性と話し込んでいた。
そこに現れた学校帰りの優子の姿を目にした連れの男性が、パンツスレスレのタイトミニスカートと黒のストッキングの奇抜なファッションに驚いて赤面した。
優子「ああ、稔さん、お待たせ!
あれ? その方は?」
大和の隣に座るネクタイとスーツで身なりを整えた黒縁眼鏡の若い男性に、優子は見覚えがなかった。
しかし、その男性が発した言葉で優子は腰を抜かすほど驚いた。
「久しぶりだな! 優子ちゃん!」
優子「えっ、まさか!
え〜〜!!! 古平君!?」
古平 昌幸(23)
聖蘭学園時代の優子の元教え子で、ゆかりと同級生の元不良少年。
市内イチのワルと恐れられた彼は、優子との淫行をきっかけに自分を取り戻し、その後は闇の組織から優子を救おうと、ゆかりを交えた仲良しグループを率いて組織と戦い、自分を賭して学園崩壊の危機を救った功労者である。
古平「優子ちゃん、また懲りずにそんな格好して!
今度は俺が襲いたくなるぜ。」
茶髪をオールバックにしてワイルドに決め込んでいた高校時代の彼しか知らない優子は、七三分けの黒髪で眼鏡を掛けた別人のような風貌に仰天したが、優子ちゃんとかつての呼び名でエッチに茶化してきたところは昔と変わっていなかった。
大和「こいつ、今年は教鞭取って、来年卒業したら聖蘭の教員になるって張り切ってんだよ。」
優子「へぇ〜、古平君、よく頑張ってるね〜!
偉い、偉い!」
古平は自分を更生させてくれた大和と優子に感謝の意を示し、自らも教師になって自分と同じ境遇の生徒を救いたいと約束した。
彼は一年浪人して都内の教育大学に合格し、ゆかりとは一年違いで教育の現場に出ることになる。
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三人の女豹女教師 ©著者:小島 優子
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