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18章:由羅の最愛の姉 天璋院 篤姫
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18章:由羅の最愛の姉 天璋院 篤姫
「雪絵ー! 早まるなー!」
先頭に立った大久保が優子達を引き連れ、悲痛に叫んで突発に扉を開けた。
「なっ! マジかよ?」
「えっ? みんな、どうして?」
ドタバタと教室に雪崩れ込んだ一軍男女と優子は、いきなり視界に飛び込んだ破廉恥な光景に目を塞ぎ、雪絵と岩倉はこの予想だにしない事態に虚を衝かれて大慌てした。
「ちょっと! 由羅さん何やってんのよ?」
雪絵の羞恥と由羅の裸身に衝撃を受けた優子は、赤面して後ろを向き、恥辱に満ちた声で由羅に真相を確かめた。
邪魔者が入ってしまったかと、雪絵の秘唇に顔を沈める寸前まで前屈していた由羅がそっと立ち上がり、乱れた前髪に大きく息を吹きかけた。
「ふぅ、これからいいところだったのに。」
彼氏の大久保から見れば、由羅と岩倉が二人揃って雪絵を戒めているとしか思えず、雪絵を愛して止まない彼は、二人に怒声を放って雪絵の介抱に向かった。
「てめえら、二人で寄ってたかって何してんだよ!」
マングリ返しを崩して仰向けに横たわる雪絵の元に屈み、そのまま胸に吸い寄せるように雪絵の身柄を抱き寄せた時、雪絵は解放された人質のように大久保の胸元に頬を押し付け、Yシャツが透けるくらいの涙を零して号泣した。
「怖かったぁ。
うえ〜ん、うえ〜ん。」
その言葉がグッと胸に突き刺さった大久保は、その羞恥を誰の目にも晒されないように、全身でその身柄を隠しこんだ。
「友美、お前とは絶交だ!
普段の雪絵からのストレスで、この女教師を使って復讐したんだろ?」
「違うよ!
私は雪絵が好きで…。」
「言い訳するなよ!
お前は三軍落ちだ!
二度と俺達に関わるな!」
大久保はすべての原因は岩倉にあると、感情的になって彼女をとがめた。
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三人の女豹女教師 ©著者:小島 優子
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